KCP+端末とWML2.0

EZweb

auのKCP+端末でWML変数が復活している。
ブラウザバージョン6.2.0で廃止されたと思われていた変数が、KCP+端末で使えるようになっている。

au端末は、WML1.3では以前から変数を扱えていたが、WML2.0ではブラウザバージョン6.2.0搭載機種から変数をセットすることができなくなっていた。

ところが、KCP+端末（ブラウザバージョン6.2_7）では、また変数が使えるようになっているのだ。

<?xml version='1.0' encoding="shift_jis"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//WAPFORUM//DTD WML 2.0//EN" "http://www.wapforum.org/DTD/wml20.dtd">
<html>
<head>
<meta forua="true" http-equiv="cache-control" content="max-age=0" />
</head>
<wml:card>
 <wml:onevent type="onenterforward">
  <wml:go href="#next">
   <wml:setvar name="num" value="54321" />
  </wml:go>
 </wml:onevent>
</wml:card>
<wml:card id="next">
<p>このﾍﾟｰｼﾞは､wml2.0で記述しています｡</p>
<p>num:[$(num)]</p>
</wml:card>
</html>

上記のようなWMLコンテンツがあったとすると、KCP+端末と非KCP+端末では画面表示が異なる。
$(num)という部分がWML変数である。
KCP+端末では、変数が展開されて「54321」が表示されるが、非KCP+端末ではそのまま「$(num)」と表示されるだけ。

W61SA(KCP+) W51P(非KCP+)

ユーザーエージェント上のブラウザバージョン情報
（ユーザーエージェントで「UP.Browser/」に続く部分）

W61SA(KCP+) W51P(非KCP+)
6.2_7.2.7.1.K.1.5.123 6.2.0.11.1.3.110

EZwebボタン→EZ設定→バージョン情報で表示されるもの

W61SA(KCP+) W51P(非KCP+)
7.2.7.1.K.1.5.123 6.2.0.11.1.3.110

何故KCP+端末ではユーザーエージェント上のブラウザバージョンと、端末内に記録されているバージョン情報が違うのだ！！
これってもしかして公式コンテンツでブラウザバージョンをチェックしているからユーザーエージェント上のバージョン情報を6.2→7.2に上げるとまずいってんで、こうなったんだったりして。。。