F001のHDML非サポート・XHTML対応状況などについて

IPアドレス帯域が今までと異なるau F001を入手して約1ヶ月が経過しましたのでとりあえず現在までに調べた動作記録を書いておきます。

HDMLの非サポート状態について

完全に非サポートです。

<HDML VERSION=3.0 TTL=0>
<DISPLAY>
Hello World!
</DISPLAY>
</HDML>

↑このように単純なHDMLでも、「このページは表示できません(未対応)」というメッセージが出て表示されません。

ならばと無理矢理HTMLヘッダを付けてみると。。。

#!/usr/bin/perl

main:
{
print <<"HDML"
Content-Type:text/html;charset=Shift_JIS

<HDML VERSION=3.0 TTL=0>
<DISPLAY>
Hello World!
</DISPLAY>
</HDML>
HDML
}

今度は「このページは空白です」というメッセージが出て、やはり表示されません。

万が一、まだHDMLのコンテンツが残っている(←私だよ)のならば、

  • HDML独自の機能(NODISPLAYや変数)を使っているのならWML
    (後日折を見てXHTMLへ再度書き直す)
  • 上記以外はXHTML

書き直しましょう。

上のHDMLはXHTMLに書き直すべきものですが、WMLに書き直すと以下のようになります。

<?xml version="1.0" encoding=shift_jis?>
<!DOCTYPE wml PUBLIC "-//OPENWAVE.COM//DTD WML 1.3//EN"
 "http://www.openwave.com/dtd/wml13.dtd">
<wml>
 <head>
 <meta http-equiv="cache-control" content="max-age=0" forua="true"  />
 </head>
 <card>
 <p>Hello World!</p>
 </card>
</wml>

WMLについては、以下のサイトに解説があります。
つれづれぐたぐた – はんこのぐだぐだな日常をぐたぐた

XHTMLの対応状況

コメント欄等で、XHTMLタグへの対応が従来の機種より厳格になるというご連絡をいただいていましたが、調べた範囲では割と柔軟でした。
<br />を<br>にしても問題なく改行されました。

ただ、XHMLの中にwml名前空間を入れた場合はタグによっては厳格になるようです。
通常、wml名前空間を使用することはめったに無いでしょうから、以下はwml名前空間を使用している人以外は「プラウザメニューの二段化」の項目まで読み飛ばして下さい。

たとえば、以下のようなXHTMLでは、1つ目のリストに</li>が無いため、</ul>が出現するまでネストし続けてしまいます。
W61SAでは</li>があっても無くても同じように表示されます。

<html>
<head>
<meta http-equiv="content-type" content="text/html;charset=Shift_JIS" />
<meta http-equiv="cache-control" content="max-age=0" />
<title>li</title>
</head>
<body>
<wml:do type="options" label="Home">
 <wml:go href="/" />
</wml:do>
<p>&lt;/li&gt;が無いリスト</p>
<ol>
<li>リスト1
<li>リスト2
<li>リスト3
</ol>
<hr />
<p>&lt;/li&gt;があるリスト</p>
<ol>
<li>リスト1</li>
<li>リスト2</li>
<li>リスト3</li>
</ol>
</body>
</html>

また、以下のようなXHTMLでは、1つ目のテーブルに</tr>が1個無いため、それ以降のセルが表示されなくなってしまいます。
W61SAでは</tr>があっても無くても同じように表示されます。

<html>
<head>
<meta http-equiv="content-type" content="text/html;charset=Shift_JIS" />
<meta http-equiv="cache-control" content="max-age=0" />
<title>table</title>
</head>
<body>
<wml:do type="options" label="Home">
 <wml:go href="/" />
</wml:do>
<p>&lt;/tr&gt;が無いテーブル</p>
<table border="1">
<tr>
 <td>1-1</td>
 <td>1-2</td>
 <td>1-3</td>
<!--ここに /tr が無い-->
<tr>
 <td>2-1</td>
 <td>2-2</td>
 <td>2-3</td>
</tr>
</table>
<hr />
<p>&lt;/tr&gt;があるテーブル</p>
<table border="1">
<tr>
 <td>1-1</td>
 <td>1-2</td>
 <td>1-3</td>
</tr>
<tr>
 <td>2-1</td>
 <td>2-2</td>
 <td>2-3</td>
</tr>
</table>
</body>
</html>

上記2つのXHTML内にある、<wml:**>で始まるタグを全て削除すればF001でも何の問題もなく表示されます。

プラウザメニューの二段化

ブラウジング中、右下に表示される「ブラウザメニュー」ボタンがF001では二段式になっています。
前機種がW61SAと少々古いので、もしかしたら最近の機種では既にこのようになっているのかもしれませんが、記録しておきます。
撮影の腕が悪くてすみません。PCでは全画面表示にすると少し見やすくなります。

携帯の方はコチラ

↓ちなみにW61SAのブラウザメニューはこうなっています。

ちょっと困っていること

最近、カメラの起動時に画面がチカチカして、撮影ボタンを押しても「処理できませんでした」などと表示されて保存できないことがあります。
毎回ならすぐ修理に持ち込むところですが、時々なので困っています。

携帯の方はコチラ
撮影がブレブレなのはご容赦下さい。最後、「処理できませんでした」と表示されています。

もう少し様子を見て、頻繁に起こるようであれば修理に出すつもりです。
何かF001で調べたいことがありましたら今の内にコメント欄へどうぞ。