PC換装時のメール移設覚書
先日、PC2台を Windows7 マシンに換装した時行ったメールデータ移動の覚書です。
移動させたのはメールデータのみでアドレス帳等は移動していません。
結論から言うと、「.eml」形式でエクスポート・インポートすれば何とかなる! です。
Windows Live mail 2011 → Shuriken 2012
このようなメールデータの移動をする人は少数派と思われますが、「Windows Live mail は重たくてイヤだ。Shuriken にして(はあと)」という上司命令だったものですから。。。
- 旧PCの Windows Live mail から、電子メールのエクスポート > 電子メールメッセージ >「[Microsoft Windows Liveメール形式(=eml形式)」でメールデータをエクスポートし、USBメモリ等に保存する。
- 新PCに Shuriken 2012 をインストールし、アカウントの設定をしておく。
- 新PCに、1のUSBメモリを挿す。
- Shuriken 2012 で受信箱を選択(「受信箱」が反転・中身はない)
- メニューから フォルダ > インポート
- Windows Live mail からエクスポートしたフォルダ内のInboxフォルダを開く。
- 中にあるファイル群のうち、1つの xxx.emlファイルを選んで「OK」
- 「メールのインポート」ダイアログの「参照」ボタンの左側に今選んだファイル名が入るので、xxx.eml(xxxの部分はメール1通ごとに違います)のxxxの部分を「*」1つに変更する(ワイルドカードになる)
例えば 〜\Inbox\000010412-00003F40.eml なら 〜\Inbox\*.eml となる - 「OK」→ Inbox内の全てのxxx.emlファイルがShuriken2012の受信箱に入る。
- この作業をフォルダ毎に繰り返す。送信済みアイテムは、Sent Items。
Outloock Express 6.0 → Outlook 2010
- 旧PC: Windows 2000 Professional SP4
- 新PC: Windows 7 Professional 64bit
Windows Live mail はどうも使いづらく重たい(あくまでも私の勤務先での評価)ようなので、Office にくっついてくる Outlook に移行することにしました。
検索すると、Windows Live mail に一旦インポートしてから Outlook で取り込むなど、手間暇かかる面倒な移動方法がたくさん出てきますが、そんなことしてられっか! ということで Outlook Express → Outlook 直移動させました。
- 一時的なフォルダを作成する。(例 C:\Mail:Inbox)
- 旧PCのOutlook Express を起動し、移動したいメールの入ったフォルダ(例:受信トレイ)を表示する。
- 必要なメールを選択し、先ほど作ったフォルダにドラッグアンドドロップ。
全てのメールを選択する場合は、どれか1つのメールを選択後、[編集]メニュー > すべて選択
エクスポートされるファイルは、.eml拡張子のファイルとなる。 - これを必要なフォルダ全部で繰り返す。
メールフォルダ1個に対して、移動用一時フォルダ1個を作ると良い。 - エクスポートしたデータをUSBメモリ等に移動させておく。
- 新PCでOutlookを起動し、アカウントの設定をしておく。
- 新PCに5のUSBメモリを挿す。
- Outlookの受信トレイ配下に任意のサブフォルダを作成し、そのサブフォルダにUSBメモリ内のemlファイルをドラッグ&ドロップする。
(受信トレイに直接ドラッグ&ドロップでは取り込めない) - この作業をフォルダ毎に繰り返す(私の場合、受信トレイと送信済みアイテムだけでしたが)。
実際の作業時間は1時間程度だったのですが、この方法を探るのに時間がかかりました。